#report

何もない人間がホンモノとのボーダーラインを探す記録。

39/77

Category:C1
Result:39位(-3Laps)/77riders

Condition: 雪舞う京都
路面は浅い泥、アスファルトキャンバーで構成。高低差も小さくはない
常に石と切り株が気になる感じ。特に石は大きいのが埋まっていて、逃げがなく、面も尖っているのでサイドごとバッサリ行く可能性もあり。

機材:Focus MARES
タイヤ:GRIFO F/R1.9bar
サブ機材:なし
Photo by うえださん、あやのちゃん、水野さん
 
気合いの大きさは文章の長さ。毎回のように薄さとボリューム。
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前日試走からスタート(前々日うえばからスタート)
2時間しっかりとはしる。小雨降るが、シケインで全乗車余裕だなって



当日は、10時半くらいにふたりと会場入り 
ゆき。 ふぶきだ。



  試走中。ボチボチ走ってたらスリップした、大した事無いコーナー、大した事無い速度。
ねぇーもーおー。

思い立ってお貸ししていただく次第になった細田さんの FOCUS、まさかスタートから使うことに。。。
テラダイラさんに借りたタイヤは車で暖めつつ、試走ほぼなしでレースへ。
ほんとにありがとうございました

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かーなーり根詰めて臨んだレース。少々扱いにくいかんじに過ごしつつ、アップ終了
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スタートは、イン側、一個前まえちゃん、一個後ろ飯田さんという並び。出走は実際77人で、80人くらい居るかなって思ってた。このときは 
あいぼくの出場ポイント分、ちょっとだけ出世してゼッケンは68番。悪くはないか
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だったんですけどねえ。ここはなんばん?そう。77番さ。
C1昇格以降3レース。程度の差はあれど毎回最後尾からだ。C2の時のようなアドレナリンが出ない、最初ミスっても早々にペースに入ってしまう。


ここからは、30人抜いて、ポイントを取るゲームの始まり。
昨年の光さんのラップが7分、故に80%はおそらく5分ほどになると想定。ぼくの試走ラップが普通に10分以上だったことを考えるとまずい。。


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はやかったやつ。らしい
最初のキャンバーは、事前に決めていた通りに入り口から降車して全ラン。ここでざっと20人飛ばした。つもり。

弱い奴に権利はない。ラインも、セクションも、浴びる飛沫も。先頭から見れば、等しく僕らに権利はないし、後方レースの中でも、後ろを走る奴に、おこぼれのラインで走ることしかできない奴に、一つの文句だっていうことは許されない。
愛知牧場で痛いほど感じた、強者優先のラインを待つことの不毛さ。一つの答えとしての降車。



登りキャンバーはリスク回避も兼ねて降車して押す。タイヤの空気をもう少し落とせば乗れそうだったけど、他の面を優先しつつって事で。
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ぼちぼち走って、たぶん60位ボーダー割った位置で走る
兎に角振り絞る。思ったように喰わないタイヤに力込めつつ、少しでも芝の残るところ、少しでも硬い字面に刺さるところ。見つかってくれ

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ひよしっぽい
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オーソドックスなやつ

半分専属?なカメラパーソンつれてたので写真は良さげ。
ただ、3週目以降に少し精彩を欠くように。

杭にぶつかってみたり、カウントダウンしてた数字をカウントアップしたり。
挙げ句は変速間違えてトップギアキャンバー入ったり、ブレーキレバー握らずにハンドルにぎって「ブレーキ効かねー」って思ったり。真面目にやってたけど、我ながら笑える。

集中力の切れを感じながら踏む。
なんとか50位ボーダーは割ったはず!今なら1人抜けば1pt取れるんだ!
って思いながら。
結果は、また半分足らずの-3Lap、39位(50%)


思ったより出走人数が少なく、想像以上の順位だった。
でも、もっとカッコよく走りたかった。と思いながら、

レース後は、だんだんと体が重くなり、震え止まらなかった。
低体温だろうか。意識ははっきりしてたので、まあ良かった。




以下ポエム。
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これで9年やってきた「学生スポーツ」としての自転車競技は終わり。
それは、もしかしたらもう自転車競技自体をやめる事と同義かもしれなくて。

だから、最後くらいかっこよく。なんて思ってたのになあ。
ぼくはずっと、自転車をやめる理由が欲しかった。投げ出す事以外で、逃げ出す事以外で、カッコつけた理由が欲しかった。
つらいし、痛いし、お金かかるし、カッコよくないし。


大経の吉岡くんが、昇格したときに「ここからが本番」って書いていた事、他人事なのに、信じられないくらい悔しかった。
ぼくが勝った日、口から出たのは「やっとだ」って。 本当に小さな勝利への満足、この先が見えない現状、人生で最初で最後、1番カッコよかった時間でさえ、ぼくは敗者から抜け出せなかった。



人生フルコミットして、全部賭けて走る時間にしよう。それが出来なくて後悔して、続ける選択を取った日はいつ?
なんだかんだ言い訳して向き合えなかった4年間、今度は研究も雑に振った2年間。生活全部賭けて、学生のうちですら出来なかったぼくが、これから先も出来るわけないんだよね。

下らない9年間だったけど、巻き戻ること無い時間だから。大事な時間だったと思いたいから。今より弱くなって自転車に乗ることだけは耐え難い。練習しないで早く走れるタイプに生まれたかった。そしたら生活と自転車両立できるんだろうな
1人で練習して、1人でレース行って、会場では人と過ごしても、最後帰るのも当然1人。レースで走れなきゃ、なんも面白く無いんだよね。




口癖のように「辞めるんだ」って言うのが僕らしいけど、いつやめるんだろ
幸いにもJCXランキングは現状140位台に突入、ギリギリでも全日本選手権の切符の射程圏内に収めたかな。


僕はいつ、大分へ行けるんだろう。早く許されたいな。
だってもう、エクストララウンドの方が倍以上長くなっちゃったよ。ポエム長くて笑ったけど、修士論文で長い文章書いてた直後だったからって事で。