#report

何もない人間がホンモノとのボーダーラインを探す記録。

Daydream In MUD

RaphaSuperCross NOBEYAMA 

Category:C2
Result:6位/56riders(+34s)
Condition: 野辺山ロングコース
前日夜の雨でドロ(試走時がピーク)、溝ありのロングコース
野辺山らしい、幅の広いコース。180度ターンはマッディでレコードラインを探りながら試走
溝は怖かったので降車して、あとは裏コースの小さなドロップも降りる事を選択



機材:BOMA 
タイヤ LYMUS(Tu) 30c F.1.8bar R.1.7bar
サブ機材:typhoonTU32c (シケイン33c)
Photo by うえだ、武居さん、えりーちか


朝はボランティアの集まりに寝坊。試走では前転して首痛めてヘルメット凹んで。覚醒が上がりきらずにアップ終わらせられず。うーんクソ
普段なら絶対にあり得ない自分。僕にとって本当に特別な場所で、特別な人の前でまた前回と同じなのか、
そんなことしてたらコールアップに遅刻。Perfume最高すぎて…



もらった15番ゼッケン、2列目だったはずが、4列目真ん中へ。まあ、野辺山のスタート位置なんて正直どうでもいいので焦らずに。

案の定、スタートはカオスだ。誰だって、辻啓さんの撮るホールショットに映りたいに決まってる。
「おい!あぶねーぞ!」と怒鳴りながら左右に斜交していくおじさんが、切り開いてくれる道を頼りにアスファルト区間で20番ほどに上げる。
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ぐちゃぐちゃするシクロクロスのレースは久しぶりだな、と思いながら案外冷静なレースを運んでいく。
アスファルト区間でシゲタケイト君がぶっ飛んでいく。トップへ続く最終便。普段なら焦るところだったのに何故か見送りペース崩さずに。

溝の後の泥は「下ってる間は降りない・休む」を徹底する。どんなに遅くても、どんなに抜かれても。
来人に借りた30cのライムスは重くて深い轍になったこの区間には最高で、自由度が高く休むのに最適だった。

ここで休むと決め込んでいるので、ここからシケイン後くらいまでは僕が最も踏めるはず。
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1人抜き、2人抜かれ、3人抜き、岡田さんを視界に捉えた2度目の溝の手前、おそらくトップを走ってたであろう植田さん(イケメンブロガーC2ランキング上位勢)をパス。
区間は休むので岡田さんには置いてかれる。

バリアー前後の開けたところで前は4人。4人、シゲタケイト君がいる事を確認。これトップパック??
折り返し二本分は離れてる。磯部さんに前がぐちゃぐちゃしてるよ!と声を掛けられて張り切る。商工会前の階段で神野に煽られて乗る、も失敗。アドバンテージ稼ぎ損ねたじゃねーか!



なかなか捕まえきれずに3周目へ。
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アスファルト区間前に、やっと捉えた。恋焦がれた、野辺山の先頭に。憧れてきたC1に、手をかけた。
本当に夢のようで、夢であるならば覚めてしまうわけで。




溝越えた後くらいに岡田さんがミスってコケていく。さよなら。
そんでもって僕も遅れる。
そして新しく知らない京大のひとに追いつかれる
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3周目の商工会ゾーンのすぐ裏。小さな登りでスリップダウン。油断した?焦った?
ここでハンドルも歪んで、走りながら直して、飛び乗る。そこで岡田さんには抜かれる。あ、また会いましたね。じゃない。

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4周目。右に汚れが。

そこからリズムを取り戻し損ねて京大さんにも抜かれ、
最期はレイとバトって余裕で勝って、6位!



正直ここ最近の成績を思えば、昇格に届かない結果に喜ぶなよって感じだけど、小さくガッツポーズ、そしてこの顔 笑 
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僕にとって野辺山はやっぱり特別。
2014年、松本から自走で見に行って、僕の目の前でバリアーを飛び越えたザックマクドナルドを思い出すことは今でも難しくない。
そんな特別な場所で、やる気失ったライバルの前で、今季最高の走りができた。



つぎから最高を更新していくから、今季最高が野辺山なのは今日までさ。
心から、野辺山で走れてよかった。