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何もない人間がホンモノとのボーダーラインを探す記録。

年間走行距離1000km以下でC1で戦うには part2_レースの取り組み方について

PREPって現実世界で使う言葉なんだろうか.

FTP有識者の友人いわく死んだ言葉らしい.

 

結論から述べます

この練習量でJCX完走は無理.JCX50%は可能(でした)

もう少し粒度を上げて話していきます

 

 

 

・JCX戦での結果を最大化するためにJCXに参加する.

C1レースへ取り組むために重要なのは適切なスタート位置,そう言っても過言ではないでしょう.

 

「人権がない」ないんて言葉もあるほど,繰り返しではあるがシクロクロスでのスタート位置は重要である.それは後述する内容とも関連するがコース幅に対して走行可能なライン,走行したいラインが目に見えるシクロクロスにおいて,前は有利なのである.

おおよそのシクロクロスレースではランキングによって,”強い順に”ナンバーが割り振られ,好みの,コンディションの良いスタートグリッドへ車輪を並べていくのである.

多くの場合,uciポイント→jcxランキング(or独自ランキング)→ajoccランキングと優先される場合が多い.ここで重要なのはajoccレースにおける上位レースとして位置付けられるJCX ランキングは,JCX 戦でも有用なのは当然であるが,他地域のajocc通常レース参加の際にも適応される場面が多い点である.

そして,重要なそのポイントはJCXレースの結果によって付点される.

JCXレースのスタート位置は,そのJCXレースによって決定される.標題に挙げたように,JCX の結果を最大化するためには,JCXに参加することが必須なのである.

スタート位置の妙



・小さな不安を解消する.

先に上げたJCX レースは年間に10戦ほどが開催される.言い換えるならば10回しか付点のタイミングがない.たとえ優勝や,上位入賞にもかからずとも,誰においても「落としてはいけないレース」であると言える. 

自身の調子,仕事の忙しさ,天候,事前にコントロールできない事項.そこに着目するのか否かは人によると思うが,自分はどうしても考えてしまう.

そこで以下の事項についてはルールを設定して,ある程度自分の中の検討事項(不安)を解消している

  • 機材
  • 試走
  • ウォームアップ

内容について興味ないと思うので詳細は割愛する.

タイヤセッティングは年間通してターゲットに合わせて設定.ウォームアップのほとんどは自転車に乗らない.この2点は自分の中でかなり大きな効果があった.

 

・得手不得手を把握する.

C1にいる選手を自分の中では3階層に分けている

1.JCXクラス完走以上(ここも複数階層に分かれることは理解しているが,自分のレース結果には干渉しない)

2.JCXクラス完走候補:コース,レース難度によって完走

3.C1カテゴリ:僕より強い人たちみんな

 

特に自分が在籍している3.の階層においては「パワー値が高い」・「短時間インターバルに強い」・「走行スムースネスが高い」等の個人の得手と,逆にいえば不得手も目立つ.

スムースネスが高い状態でC2から昇格した人がたまに言う,「コーナーは自分の方が上手いけど,リズムが合わない」って言う言葉は,他人の得手に飲まれて他人のレースを走っていることの証明なのである.

自身の階層の中で1つでも順位を上げるために必要なことは,自分の得手を把握して,それを押し付けてやるくらいの気持ちでレースを組んでいくことなのである.

 

・スタートループで許されないミスを回避する.

CXレースにミス(落車)は付き物なのである

つまり,無理に回避する必要はなく,うまくリカバリーできるなら無問題として捉える.

 

しかし,自分なりにミスに序列をつけて,そこを回避することは意識している.

  • 自身が走行不能になる>機材破壊を伴う>他人の機材と絡む>自身が怪我する>怪我しない落車
  • スタート一周回でのミス>>パック走行中のミス>単独でのミス

自分は,「スタート一周で他人と絡むミスをしない」事をめちゃくちゃ強く意識している.

この理由として,心理的な面がある.スタートの周回は他人が近くにいるために,「抜かれた」事実,その意識がどうしても強くなってしまう.単独で転んだ10秒と何も変わらないはずなのに.特に雰囲気に飲まれてペースを乱せば前述の「得手を活かす」を活用できない.

一方で,パックで走っている時のミスは,自分より後方にいた選手に追いつかれる事になるが,自分が強い可能性が残っており,冷静になれば同順位に戻る可能性は高い.

CXにミスは付き物で,解消できる点はあるが,特に強く意識してスタート時にミスはおこさない.

 

また,コースによってスタート意識は変えていて,わかりやすい例だと野辺山はホールショット曲がるまでは適当に走ってる.そこからを踏んで切り抜けていくことですり抜けてスタート一周目の位置調整を行なっていくのである.↓参照

youtu.be

・最適化されたレースを高頻度で再現する.

以上に上げたのは,主に考えているトピックスではあるが,他にもたくさん考えることがある.

食事はどうとるか,予備機材の用意は?ピットサポートはあるのか?

前泊はするのか,移動はどうするか,前週までの練習メニューとその狙いはどうだったのか

「良かったレース」,「悪かったレース」多くのひとはそこにムラがあるものだろう.

自分で言えば,ajocc通常戦で90%近くになったり,jcxで50%前後に入り込むこともある.その時の相手は変わらないのに,順位は前後している.

その際のレースへの取り組み方で良かったと思う点をうまく再現する.

どれだけ高い頻度で再現できるかがjcx本番にて結果に結びつく要素か検証することが重要である